チーム紹介
独立チームの王者からヤマハのパートナーへ
プラマックは2002年にMotoGPへ参戦し、当初はホンダと協力した後、2005年から長期にわたってドゥカティのマシンを使用した。経験を重ねることで、メーカーの協力チームから直接タイトルを争える存在へと成長。2023年にチーム世界選手権を制し、2024年にはホルヘ・マルティンがライダー世界選手権のタイトルをもたらした。
マルティンの2024年の戴冠は、現代のMotoGP時代に独立チームが獲得した初のライダーズタイトルであり、プラマックのドゥカティ時代を代表する成果となった。2025年にはヤマハとの協力へ切り替え、新たな技術路線を歩み始めた。現在の中継に登場するPrima Pramac Yamahaはプラマックのレース組織を受け継ぐ一方、使用するのはヤマハのマシンである。
ヤマハの第二のファクトリーチーム計画
ヤマハはプラマックを第二のファクトリーチームと位置付け、長期的な開発・参戦計画に組み込んでいる。2026年は同じくV4エンジンのYamaha YZR-M1を使用し、ヤマハのファクトリーチームとともに新プラットフォームの開発に取り組む。単にマシンを購入して独自に参戦する関係よりも、深い協力体制である。
チームにとって2026年は、ヤマハと築いた仕事の進め方を継続しつつ、新しいマシンへの理解を深める年となる。経験豊富なライダーやスタッフを残し、異なる背景を持つ新ライダーを迎えることで、メーカーに多様な走行フィードバックを提供できる。成績は新プラットフォームの開発とライダーの適応段階を踏まえて捉えたい。
2026年の布陣と継続するチーム基盤
レギュラーライダーは43番ジャック・ミラーと7番トプラク・ラズガットリオグル。ミラーはプラマック・ヤマハでのシートを継続し、最高峰クラスと複数メーカーでの長年の経験を持つ。ラズガットリオグルはWorldSBKで三度の世界王者となり、初のMotoGPシーズンに臨む。
チームはパオロ・カンピノーティが率い、ジーノ・ボルソイがチームディレクターを務める。公式発表では、ミラーの経験をレースと開発に生かすとともに、ラズガットリオグルがマシン、タイヤ、選手権に適応するための支援を重点課題としている。スーパーバイクの王者がプロトタイプマシンへ移る過程を観察できるチームでもある。
観戦のポイント
最大の見どころはラズガットリオグルの適応過程だ。得意のブレーキングをMotoGPでどう生かし、レース全体を通してペースを維持できるか。ミラーは経験豊富な比較対象となる。レース分析では、同じサーキットで二人とヤマハのファクトリーチームを比較すると、個々の習熟とM1プロジェクト全体の向上を区別しやすい。
最終確認日:2026年10月1日 · 過去の統計と現在のポイントは別々に管理

