中国時間(UTC+8)10月26日、2026年U17女子ワールドカップのE組第3節がモロッコのラバトで行われ、中国が米国を3-2で下した。3戦全勝、勝ち点9の組首位で決勝トーナメント進出を決めた。劉雨希が2得点、趙嘉怡が1得点を挙げた。中国は次戦、中国時間(UTC+8)10月29日23時にフランスと対戦する。
米国のゴールはオフサイド、中国はロングパスから先制
5分、米国のマニングがゴール前のこぼれ球を押し込んだが、先にオフサイドがあったとして認められなかった。中国はすぐに応じ、7分に牛子琪が後方からロングパスを送り、抜け出した劉雨希がGKと1対1になると、低いシュートをファーへ決めた。中国が1-0と先行し、序盤に脅かされた後も受け身の展開を長引かせずに済んだ。
リード後も中国は好機を探った。15分には趙嘉怡がペナルティーエリア手前で奪い返してシュートしたが、GKに捕らえられた。前半アディショナルタイムには呉逸晨がエリア左で角度を作り、左足のシュートはサイドネットに当たって外れた。前半は1-0で終了。後半開始後は徐悦が後方から上がって放ったシュートがわずかに外れ、方珍珠もニアを狙う場面を作った。
追い付かれて2分後、再び勝ち越し
69分、マニングのクロスをディマリアがファーポスト側で頭で決め、米国が1-1に追い付いた。しかし中国は同点を長く続かせなかった。71分、前線でボールを奪い、呉逸晨の横パスを受けた趙嘉怡がトラップからシュートを決めた。追い付かれてからわずか2分で、中国は2-1と再び先行した。

81分には劉雨希が体を使ってマークを外し、エリアに進入してニアへ決めた。この日2点目で3-1に広げた。後半アディショナルタイム7分、スタニスラウスのアシストからオルティスが無人のゴールへ流し込み、米国が1点を返したが、中国が3-2で勝利した。
この試合の得点
| 時間 | 得点者 | スコア(中国が左) |
|---|---|---|
| 7分 | 劉雨希 | 1–0 |
| 69分 | ディマリア | 1–1 |
| 71分 | 趙嘉怡 | 2–1 |
| 81分 | 劉雨希 | 3–1 |
| 90+7分 | オルティス | 3–2 |
INKA SPORTS分析:素早い勝ち越しと、余裕を残した3点目
この試合の鍵は劉雨希が2度フィニッシュしたことだけでなく、69分の失点に中国がどう応じたかにある。追い付いた米国がさらに圧力をかけようとしたところで、中国は前線での奪取と横パスから勝ち越し、再びスコアの優位を握った。
劉雨希の2点目は終盤に向けた余裕も生んだ。米国はアディショナルタイムの得点で1点差に迫ったものの、中国が先に築いた2点のリードを消すには至らなかった。ロングパスからの1対1、前線で奪い返してからの連係、そして個人の突破と、中国の3得点は異なる形から生まれた。次のラウンドでも好機をゴールへ変えられるかは、フランス戦で実際に確かめる必要がある。
まとめ
組首位は3勝の積み重ねであり、この試合で特に次へ生かしたいのは、同点にされても有効な攻撃を続けられた点だ。一方で2失点から守備の連係、特にクロスに対するファーポスト側のカバーを点検する必要がある。フランスとの決勝トーナメント戦は目前だ。勝ち点9はグループステージの成果を示すが、次の試合への準備に代わるものではない。