ドゥビスと53号車ZXMOTO。Evan Bros公式サイトの人物紹介に掲載された写真

10月16日、2026年スーパースポーツ世界選手権(WorldSSP)第12戦スペイン・ヘレスのスーパーポール(予選)が終了した。EASTROC ZXMOTO Evan Bros Factoryのバレンティン・ドゥビスは12位、フェデリコ・カリカスロは25位で、ともにZXMOTO 820RRに乗った。アルベルト・アレナスが1分41秒084でポールポジションを獲得し、ホルヘ・ナバーロとジャン・オンジュが2、3位に続いた。

ドゥビスはポールから0.988秒差

ドゥビスは13周を走り、最速は1分42秒072で、ポールから0.988秒差だった。11位のルーカス・マヒアスとの差は0.018秒、後ろのフィリッポ・ファリオリ(Filippo Farioli)に対しては0.036秒先行した。

カリカスロは14周を走り、1分42秒885で25位、ポールから1.801秒差だった。ZXMOTOの2人の予選最速ラップの差は0.813秒となった。

ZXMOTOの2台は午前のフリープラクティスでそれぞれ18位と16位だったが、予選ではドゥビスが12位に上がり、カリカスロは25位に下がった。ただし、2人とも自身の最速タイムは練習より速くなっている。ドゥビスは1分43秒037から1分42秒072、カリカスロは1分42秒926から1分42秒885へ短縮した。

年間ランキング2位は確定、最終戦でも好成績を目指す

チームは10月14日の事前発表で、ドゥビスがエストリルで年間ランキング2位を確定させたと確認した。彼がその時点で掲げたヘレスの目標は、再び表彰台に立ち、勝利を狙うことだった。予選12位から、事前の表彰台目標を達成するには決勝で複数のポジションを取り戻す必要がある。

アレナスが首位、ナバーロは転倒後も2位

大会レポートによると、ナバーロはターン6で転倒した後も走行を続け、1分41秒435で2位となり、アレナスから0.351秒差だった。オンジュは1分41秒462で3位。ドミニク・エガーター、ジェレミー・アルコバ、マッティア・カサデイ(Mattia Casadei)が4~6位に続いた。

カリカスロと64号車ZXMOTO。Evan Bros公式サイトのライダー紹介に掲載された写真

予選はドライで行われ、気温30度、路面温度38度だった。

ジャウメ・マシアは予選前に出走に適さない身体状態と判断され、このセッションの有効結果32人には含まれていない。大会が現在公開するレース1暫定グリッドでも、ドゥビスとカリカスロは12位と25位に記載されている。

同グリッドには、47号車のエリック・フェルナンデス(Eric Fernandez)が、前戦エストリルのレース2での無責任なライディングにより、ロングラップペナルティを受けると記載されている。これは決勝中にコース脇に指定された長い経路を通り、通常のコースへ戻る処分である。以下にこの予選セッションの計時結果を掲載する。

スーパーポール全結果

順位 車番 ライダー チーム マシン 区分表示 最速ラップ 首位との差(秒) 周回数
1 75 A.ARENAS AS BLU CRU Racing Team Yamaha YZF-R9 — 1'41.084 — 13
2 9 J.NAVARRO PTR Triumph Factory Racing Triumph Street Triple 765 RS — 1'41.435 0.351 12
3 61 C.ONCU Pata Yamaha Ten Kate Racing Yamaha YZF-R9 — 1'41.462 0.378 17
4 77 D.AEGERTER Kawasaki WorldSSP Team Kawasaki ZX-6R 636 — 1'41.476 0.392 17
5 52 J.ALCOBA Kawasaki WorldSSP Team Kawasaki ZX-6R 636 — 1'41.562 0.478 15
6 40 M.CASADEI D34G WorldSSP Racing Team Ducati Panigale V2 — 1'41.626 0.542 16
7 69 T.BOOTH-AMOS PTR Triumph Factory Racing Triumph Street Triple 765 RS — 1'41.649 0.565 14
8 11 M.FERRARI WRP Racing Ducati Panigale V2 — 1'41.709 0.625 18
9 16 A.ZACCONE Ecosantagata Althea Racing Team Ducati Panigale V2 — 1'41.974 0.890 14
10 43 S.JESPERSEN EAB Racing Team Ducati Panigale V2 — 1'42.034 0.950 16
11 94 L.MAHIAS GMT94 Yamaha Yamaha YZF-R9 — 1'42.054 0.970 12
12 53 V.DEBISE EASTROC ZXMOTO Evan Bros Factory ZXMOTO 820RR — 1'42.072 0.988 13
13 7 F.FARIOLI VFT Racing Yamaha Yamaha YZF-R9 — 1'42.108 1.024 14
14 47 E.FERNANDEZ Cerba Yamaha Racing Team Yamaha YZF-R9 — 1'42.153 1.069 13
15 50 O.VOSTATEK Compos Racing Team Triumph Street Triple 765 RS — 1'42.165 1.081 17
16 6 C.PEROLARI Honda Racing World Supersport Honda CBR600RR * 1'42.340 1.256 15
17 37 R.GARCIA GMT94 Yamaha Yamaha YZF-R9 — 1'42.382 1.298 15
18 91 B.JIMENEZ WRP Racing Ducati Panigale V2 — 1'42.403 1.319 19
19 65 P.OETTL Feel Racing WorldSSP Team Ducati Panigale V2 — 1'42.429 1.345 17
20 10 L.TACCINI Ecosantagata Althea Racing Team Ducati Panigale V2 — 1'42.455 1.371 14
21 31 Y.OKAMOTO Pata Yamaha Ten Kate Racing Yamaha YZF-R9 — 1'42.510 1.426 19
22 70 J.WHATLEY Orelac Racing Verdnatura Ducati Panigale V2 — 1'42.576 1.492 17
23 3 R.DE ROSA QJMOTOR Factory Racing QJMOTOR SRK 800 RS * 1'42.603 1.519 13
24 57 A.MAHENDRA AS BLU CRU Racing Team Yamaha YZF-R9 — 1'42.801 1.717 16
25 64 F.CARICASULO EASTROC ZXMOTO Evan Bros Factory ZXMOTO 820RR — 1'42.885 1.801 14
26 25 O.KONIG Compos Racing Team Triumph Street Triple 765 RS — 1'43.098 2.014 17
27 28 M.TAPIA Renzi Corse Ducati Panigale V2 — 1'43.214 2.130 16
28 99 B.SOFUOGLU QJMOTOR Factory Racing QJMOTOR SRK 800 RS * 1'43.456 2.372 19
29 23 S.DI SORA Flembbo by Racing Development MV Agusta F3 800 RR — 1'43.644 2.560 17
30 19 A.KOFLER Motorsport Kofler Yamaha YZF-R9 * 1'43.775 2.691 17
31 88 A.GIOMBINI Motozoo by Madforce Dubai MV Agusta F3 800 RR — 1'43.893 2.809 16
32 22 A.CARRASCO Honda Racing World Supersport Honda CBR600RR * 1'44.031 2.947 16

* はWorldSSP Challengeのエントリーを示す。

INKA SPORTS 分析:自己ベストの改善と全体順位が分かれた理由

順位の動きが異なったのは、予選が午前の自己ベスト更新の有無だけでなく、同じセッションの全ライダーのタイムを比較するからだ。ドゥビスとセッション最速者との差は、練習の1.017秒から予選の0.988秒へ変わった。カリカスロの差は0.906秒から1.801秒へ広がった。2つのセッションの路面温度は32度と38度で、走行条件も変化している。順位表は、異なる条件下での全体の最速ラップとの比較を示す。ドゥビスは最速者との距離を維持できるだけ改善した一方、カリカスロは自己タイムを更新しても、差は広がった。

まとめ

この予選結果の要点は、セッションの基準となる最速者に対する2台の変化だ。ドゥビスは約1秒差を維持し、カリカスロは1秒未満から1.801秒へ拡大した。レース1の暫定グリッドでは、それぞれ4列目と9列目に並び、ドゥビスの予選最速ラップは11位からわずか0.018秒差だった。予選により2台のスタート時の立場が明らかになったが、各自の競争力をさらに確かめるのは、決勝での継続的なラップペースと順位変動になる。