チーム紹介
ロッシのレース組織を担う最高峰クラスのチーム
VR46チームはバレンティーノ・ロッシが創設し、その名は象徴的なゼッケン46に由来する。2014年にグランプリ活動の基盤づくりを始め、Moto3、Moto2を経て最高峰クラスへ進んだ。フランチェスコ・バニャイアはこの組織で2018年のMoto2世界王者となった。ライダー育成と専門的なレース組織の構築が、VR46の成長を支えてきた二つの柱である。
2023年、マルコ・ベッツェッキがアルゼンチンGPでVR46に最高峰クラス初優勝をもたらし、年間ライダーランキングでも三位に入った。その後もドゥカティとの協力を強め、2025年からは同社のファクトリー支援チームとなった。独立した運営を維持しながら、技術面とレース活動でさらに支援を受けている。
ドゥカティの支援とDesmosedici GP
VR46はDucati Desmosedici GPを使用し、ファクトリー支援契約にはマシン供給、技術支援、レースでの協力が含まれる。ファビオ・ディ・ジャンアントニオはドゥカティと2025年から2026年までの契約を結び、VR46でファクトリー仕様のマシンを使用することが公式に確認された。独立チームのライダーも、メーカーの重点的な技術支援を受けられることを示す例である。
VR46、ドゥカティのファクトリーチーム、グレシーニは、それぞれ別のチームとしてランキングを争う。三チームを比較する際には、各ライダーが使うマシン仕様と週末ごとのセッティングを踏まえたい。同じメーカーという共通の背景があっても、チーム組織とマシン構成は個別に理解する必要がある。
2026年の布陣とチーム体制
レギュラーライダーは49番ファビオ・ディ・ジャンアントニオと21番フランコ・モルビデリ。2026年はVR46でそれぞれ三年目と二年目を迎える。体制の継続により、ライダー、エンジニア、メカニックは蓄積した経験を新シーズンの準備に生かせる。
ロッシがチームオーナーを務め、アレッシオ・サルッチがチームディレクター、パブロ・ニエトがチームマネージャーを担う。2026年のマシンは黒と蛍光イエローを組み合わせ、VR46らしい外観を受け継いでいる。そのデザインはロッシのレース組織と結び付く一方、実際の成績をサーキットで生み出すのは現在の二人のライダーである。
観戦のポイント
ディ・ジャンアントニオがファクトリー仕様の競争力をどう引き出すか、モルビデリがチームへの理解を安定した成績につなげられるかに注目したい。レース分析では、VR46の週末全体の遂行力も見どころになる。予選で好位置を得た後、スタート、序盤の周回、タイヤ管理によって、その優位を最後まで保てるか。他の二つのドゥカティチームと比較すると、こうした変化を捉えやすい。
最終確認日:2026年10月1日 · 過去の統計と現在のポイントは別々に管理
