チーム紹介
独立チームとしての三十年
グレシーニは125cc世界王座二回のファウスト・グレシーニが創設し、1997年から世界グランプリに参戦しています。イタリアのファエンツァを拠点に長年ホンダと協力し、2015年から2021年はアプリリアのMotoGP計画の提携チームを担いました。メーカーの相手は変わっても、独自の人員組織とチームの主体性を保ってきました。
近年の転機は2022年で、独立参戦の形でドゥカティへ切り替え、エネア・バスティアニーニがグランプリ四勝、年間三位を獲得しました。2024年にはマルク・マルケスが三勝、年間三位となり、その後ドゥカティのファクトリーへ移りました。2025年のアレックス・マルケスの年間二位も、独立チームが上位を争えることを示しました。
ドゥカティのマシンと独立した運営
グレシーニはDucati Desmosedici GPシリーズを使用し、ドゥカティが技術支援する一方、レース組織は自ら運営します。2026年のアレックス・マルケスには当年のファクトリー仕様が正式に確認されており、グレシーニの体制内でドゥカティのファクトリーライダーと同世代の基盤を使えます。
ファクトリー仕様は技術供給、独立チームは参戦組織を表します。二つを区別すれば、グレシーニのライダーがドゥカティのファクトリーと直接優勝を争える理由が分かり、同ブランド全員の結果を一つのチームへ計上する誤りも避けられます。
2026年の布陣と家族の継承
レギュラーは73番アレックス・マルケスと54番フェルミン・アルデゲルです。前者にはグレシーニで継続して走る経験があり、後者は2025年の新人シーズンにすでに最高峰のグランプリで優勝しました。チームをよく知る上位ライダーを残しつつ、若手の成長余地も持つ組み合わせです。
ファウストの死後はナディア・パドバーニが指揮を引き継ぎ、家族による継承が大きな特色となりました。2026年の公式発表ではライトブルーの外観を継続。サーキットでの中心課題は、経験者と若手がそれぞれ安定して力を発揮し、近年築いた競争力を持続させることです。
観戦の注目点
アレックス・マルケスとドゥカティのファクトリー勢の比較に注目です。同世代の基盤で、予選、スタート、決勝の遂行が順位をどう左右するでしょうか。アルデゲルは新人時代の一戦ごとの輝きを継続的な得点へつなげられるかが焦点です。観戦分析として、二人の成長段階を分けて評価し、そのうえで共に積み上げるチーム成績を見るとよいでしょう。
最終確認日:2026年10月1日 · 過去の統計と現在のポイントは別々に管理

