ドライバー紹介
ラリー一家と独自の成長の道のり
ソルベルグはラリー一家で育った。父は2003年のWRC世界王者で、母もラリーに出場していた。幼い頃からクロスカートとラリークロスに親しみ、その後ラリーに転向。2019年にはラトビア・ラリー選手権の王者となり、WRCのラウンドにも初出場した。家庭環境から経験を得られても、実際の成績は自らの走りでつかみ取る必要がある。
2021年と2022年にはヒョンデのトップカテゴリーのマシンをドライブし、その後はRally2クラスに戻ってラリー全体を戦う経験を積んだ。2024年にはシュコダのマシンでWRC2年間ランキング2位を獲得。この経験は、ドライバーの成長が常に上のカテゴリーへ進むことだけで成り立つわけではなく、参戦カテゴリーの見直しも、自信や戦い方を再構築する段階になり得ることを示している。
WRC2王座と総合初優勝という二つの飛躍
2025年、ソルベルグはPrintsportが運営するGR Yaris Rally2でWRC2王座を獲得した。同年、ラリー・エストニアではGR Yaris Rally1をドライブする機会を得て、WRC総合初優勝を挙げた。この二つの実績は異なるカテゴリーでのものであり、Rally2でのクラス優勝を、そのままトップカテゴリーでのラウンド優勝として数えることはできない。
このシーズンの実績が、トップカテゴリーへのフルシーズン復帰を後押しした。一度だけの際立った成績とは異なり、WRC2でのシーズン成績とRally1でのラウンド初優勝は、二つの能力を示している。複数の週末にわたって安定して力を発揮する能力と、より高性能なマシンで総合首位を争う能力だ。
2026年のトヨタのフルシーズン体制とコ・ドライバー
2026年、ソルベルグは99号車でトヨタのRally1フルシーズン参戦ラインアップに加わり、GR Yaris Rally1をドライブする。2025年のWRC2参戦計画と比べると、より速いトップカテゴリーのマシンで、最高峰クラスのシーズン全体を戦うことになる。慣れた路面でも未知の路面でも、継続して経験を積む必要がある。
パートナーのエリオット・エドモンドソンとは2021年末からコンビを組み、2025年のWRC2王座とラリー・エストニア総合優勝をともに獲得した。実績あるコンビの継続は、ペースノートの仕組みを引き継ぐうえで役立つ。カテゴリーが上がったことで、二人はより速いペースノートの読み上げのテンポや、異なるマシンのブレーキとステアリングの反応に引き続き適応する必要がある。
観戦のポイント
編集部の見解:ソルベルグの進歩は二つの段階で見ることができる。まずは個々のSSでの速さ、次にその速さをラリー全体にわたって維持できるかだ。特に2025年と同じ開催地で比較する際には、当時ドライブしていたのがRally1なのかRally2なのかを確認する必要がある。車種、出走順、天候の変化はいずれもタイム差に影響するため、前年の順位だけで今年のパフォーマンスを判断することはできない。
成績の扱い
Rally1の総合成績、WRC2のクラス成績、個々のSSでの最速記録、年間タイトルは、それぞれ区別して記録している。本ページの情報は掲載時点のもの。最新のドライバー選手権およびFIAマニュファクチャラーズ選手権のポイントは、当サイトのランキングを参照してほしい。
最終確認日:2026年10月1日 · 過去の統計と現在のポイントは別々に管理
