ドライバー紹介
国内戦から世界選手権の舞台へ
フィンランド出身のラッピは、初期にサーキットレースを経験し、その後ラリーに転向した。その経歴にはフィンランド、欧州、そして2016年のWRC2でのタイトルが含まれており、異なるレベルでシーズンを戦った経験を糧に、段階的にトップカテゴリーへと進んだ。WRC2の年間タイトルは、Rally2および当時の該当規定に基づく成績であり、WRCドライバーズ世界王者と同義ではない。
2017年、ラッピはトヨタのマシンを駆り、ラリー・フィンランドでWRC総合初優勝を挙げた。母国での初勝利は、クラス王者から最高峰で優勝を争うドライバーへと歩みを進める重要な節目となり、高速グラベルでの戦いも、彼のキャリアを語るうえで注目すべき要素となった。
ヒョンデでの歩みとスウェーデンでの勝利
2023年にヒョンデへ加入した後も、ラッピはトップカテゴリーへの参戦を続け、2024年のラリー・スウェーデンで自身2度目のWRC総合優勝を果たした。フィンランドとスウェーデンは、それぞれ高速グラベルと氷雪路での代表的な実績であり、異なるこの2種類の路面を、ひとくくりにまったく同じ条件とみなすことはできない。
2025年はフィンランド国内選手権に活動の場を移し、エンニ・マルコネンとともにタイトルを獲得した。このシーズンを通じてクルーは実戦感覚を維持し、2026年のWRC復帰に向けてコンビとしての土台も築いた。何年もまったく参戦していない状態から、いきなりトップカテゴリーに復帰したわけではない。
2026年のローテーション枠とコドライバー
ラッピは4号車のHyundai i20 N Rally1を駆り、ヒョンデの3台目を交代で担当するドライバーのひとりとして、ソルド、パッドンとともにこの枠のラインアップを構成する。ローテーション参戦は、各ラウンドで割り当てられた役割に応じて出場する計画であり、2組のレギュラークルーによるフルシーズンの参戦計画とは異なるが、同様に総合成績とマニュファクチャラーズポイントを狙うことができる。
コンビを組むマルコネンは2024年のWRC2コドライバー王者で、その後ラッピとともにフィンランド国内のラリーに参戦した。ふたりの実績は、それぞれ異なる競技段階で築かれたものだ。現在のクルーには、WRCラウンド優勝経験を持つドライバーと、WRC2王者のコドライバーが同時に在籍しているが、両者が獲得したタイトルのカテゴリーを混同してはならない。
観戦の注目点
編集部の視点:ラッピを見る際は、ローテーション参戦のドライバーが限られた事前テストを経て、いかに素早くペースをつかみ、得意な路面での経験をラリー全体の成績につなげるかに注目したい。ラウンドごとのパフォーマンスを比較する際は、マシンに復帰したばかりかどうか、路面での経験、出走順を考慮する必要がある。1度のSS最速タイムは攻める力を示す一方、連続完走や予期せぬロスの抑制は、与えられた役割をどれだけ着実に果たせたかを示す。
成績の区分
Rally1の総合成績、WRC2のクラス成績、SS最速タイム、年間タイトルは、それぞれ分けて記録する。このページは特定時点の情報をまとめたものであり、最新のドライバーズポイントおよびFIAマニュファクチャラーズポイントは、当サイトのランキングをご覧いただきたい。
最終確認日:2026年10月1日 · 過去の統計と現在のポイントは別々に管理
