2026年10月20日のマンチェスター・シティ対AEKアテネの欧州CLで喜ぶフォーデン。クラブの本試合公式ギャラリー13枚目。

現地10月20日、マンチェスター・シティは欧州チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第3節で、ホームでAEKアテネを5対1で破った。フィル・フォーデンは三得点、一アシストで、自身初の欧州CLハットトリックを達成。シティでは四度目のハットトリックとなった。一時は2対0から2対1とされたが、連続得点で再び差を広げた。個人の三得点以上に、フォーデンと味方のつながりが勝利を説明している。

アンダーソンの初得点で先制、フォーデンが続いてリード拡大

エンツォ・マレスカ監督は、直前のイプスウィッチとのリーグ戦から先発8人を変更。12分、エンツォ・フェルナンデスのフリーキックがクロスバーの下側に当たり、エリオット・アンダーソンが落下点を捉えて押し込み、シティ加入後初得点を挙げた。23分にはアランがエリア左端から放ったシュートもゴールの枠に阻まれた。

34分、リコ・ルイスとの連携がフォーデンの至近距離からのフィニッシュを生み、2対0となった。イプスウィッチ戦で得点の停滞を終わらせたフォーデンは、この日もゴールを重ねた。ただし今回は決めるだけでなく、後半の重要な連携で味方にアシストも供給した。

失点から五分で応答、三つの連携でハットトリック

52分、AEKアテネはカウンターからスタブロス・ピリオスの低いシュートで1対2に迫った。57分、フォーデンがエリア内でラヤン・シェルキに渡し、シェルキがボールを引いて相手をかわして決め、すぐに3対1とした。シティにとってこの得点は二点リードの回復に加え、失点後の試合を再び比較的主導権のある状況へ戻した。

65分、ルイスが再びフォーデンをアシスト。76分には途中出場のライアン・マカドゥーがクロスを送り、フォーデンがこの日三点目を決めた。フォーデンの三得点のうち二つはルイスのラストパス、もう一つは途中出場選手のサイドからの供給だった。シェルキへのアシストでは、フォーデン自身がフィニッシャーから連携を始める一人へ役割を変えた。

シティのボール保持率は64%、枠内シュートは7本で、AEKアテネは36%、3本だった。ホーム側は二度ゴールの枠にも当てた。シティにとって欧州CL通算150試合目となり、勝ち点三はリーグフェーズ上位八位を目指す助けとなるが、一試合の勝利だけで直接勝ち上がる資格を確保したわけではない。

時間 得点者 その時点のスコア(シティが先)
12分 アンダーソン 1-0
34分 フォーデン 2-0
52分 ピリオス 2-1
57分 シェルキ 3-1
65分 フォーデン 4-1
76分 フォーデン 5-1

INKA SPORTS 分析:失点への応答と個人の得点を結びつける

試合の重要な節目は57分だった。2対1の時点で、アウェー側はカウンターから追い上げの余地を取り戻したばかりだった。フォーデンがボールを渡し、シェルキが相手をかわして決めたことで、シティは五分以内に二点差を回復。続く第四、第五の得点がさらに安全を増した。得点の順序は、ハットトリック完成前のアシストも同じく重要だったと示し、ストライカーの三得点だけでは転機を表せない。

ローテーション後の連携にも具体的な内容がある。ルイスが二度フォーデンを見つけ、マカドゥーは途中出場からクロスを供給し、アンダーソンはフリーキックの跳ね返りを初得点に変えた。複数の選手による供給と詰めが、フォーデンの動きを実らせた。ただし、枠内シュート7本からの5得点はこの試合の決定力の結果であり、この産出が安定して続くとも、スコアだけですべての交代構成が成熟したとも言えない。

総括

シティの収穫は、大幅に先発を入れ替えても複数選手の連携で決め、追い上げられた後に素早く優位を取り戻したことだ。フォーデンは主な得点者であり、重要なアシスト役でもあった。ルイスとマカドゥーの供給が、個人の活躍とチームの攻撃をつないだ。控えと若手の具体的な貢献が結果に現れたこの試合を踏まえ、今後より強い対抗の下でも同種の機会を作れるかが、ローテーションの効果を評価する次の段階となる。